山本節子様(52歳)に、語学を学び始めた経緯や、アイケーブリッジ外語学院の感想をうかがいました。

(プロフィール)東京都在住。2011年からアイケーブリッジ外語学院に通学。現在はプライベートレッスンで 「基礎の中国語」を受講している。過去に、「‘シゴトの韓国語’コース 中級班」「時事韓国語」を受講済み。 仕事は外資系アパレルの販売員。

山本様が語学をはじめたきっかけ

山本様はいつから語学の勉強を始めたのでしょうか。

2004年から韓国語の勉強をはじめました。 私は、もう十年以上も前から外資系のアパレルの店員をしていて、韓国からのバイヤーと会話したいと思ったのがきっかけでした。韓国語をはじめたのは大阪のショップで働いているときです。大阪って、釜山のバイヤーが洋服を仕入れに来るんです。

また、大阪という地域柄、東京と比べると関西には在日韓国人の方が多くいらっしゃるので、その方たちに向けた韓国語教育が盛んに行われているんです。語学を学ぶ環境にも恵まれていたと思います。

お仕事で使う機会があったのですね。その頃はどのような学校に通っていましたか。

私は、韓国政府が主催している在日の方向けの学校と、そこでの授業を補うために、個人が行っているプライベートレッスンの2つを受けていました。
勉強を始めたころは「アンニョンハセヨ」も分からない初心者でした。でも、もともと勉強をするのは好きでしたし、娘の大学受験と重なって、一緒に競うように勉強してたのを覚えています。当時は1日2時間くらい集中して勉強していました。その成果があり2年半の間に、「韓国語能力試験4級」を取得しました。

会話ができるようになると、知り合いが増えたり、韓国語の本を読んだりするようになりました。次第に世界が広がる楽しさに、40歳過ぎてから気が付きました。

アイケーブリッジに入学。「ビジネス韓国語」を学ぶ

語学を一度勉強していた山本さんが、アイケーブリッジに入学した経緯を教えてください。

関西から東京に引っ越してきたのが2007年、アイケーブリッジ外語学院に通いだしたのは2011年です。その間の5年は、学校に通っていなかったものの、独学でTOPIK(韓国語能力試験)を受け続けていました。でも、5級まで受かってしまったら目標がなくなってしまったんです。それで、ここで勉強をやめてしまうのはもったいないと思い、また語学学校に通おうと思いました。

さて、どこで勉強しようかな?と思ったときに、ふと頭をよぎったのが、何年も前の「韓国語ジャーナル」の記事でした。たしか、「ビジネス韓国語の学校が虎の門にある」と書いてあったな、と。
私は、それまでに韓国語の中級くらいまでは習得してきたので、東京で入門クラスに通うつもりはありませんでした。「ビジネス韓国語」を打ち出しているアイケーブリッジ外語学院だったら、語学の上級者や、意識の高い人が通われているんじゃないだろうか、と思いました。ここならスキルアップできる。そう思い、説明会に参加しました。

説明会はどのような内容でしたか。

幡野先生から、アイケーブリッジ外語学院の由来や、学校のシステムの説明、そしてレベルテストがありました。最後に、語学のレベルと学びたい内容がマッチするように、カウンセリングがあり、私はその日に入会を決めました。 今まで、3年間通っていますが、アイケーブリッジ外語学院で学べて本当によかったと思っています!

数年ぶりに語学学校に通ったときは、どのような印象でしたか。

まず、「分からない点をすぐに聞ける環境」があるのが良いですよね。独学で勉強して苦労していたのは「なんで、なんで?」と分からない壁にぶち当たったときにすぐ聞ける相手がいないことでしたから、だれかのサポートがあるのは心強いです。
だから、私にとって、「分からないところを聴ける環境」は必要で、学校に関わっていた方が発音やイントネーションの確認もできるし、疑問もすぐに解決できます。その点が良かったです。学校に通っていないときは、韓国人の友達に聞いたり、分厚い文法書を読んで例文で探したり……。それがもう、時間がかかって大変でした。

5年ぶりの語学学校では、仲間にも恵まれる

アイケーブリッジ外語学院にはどのような方が通っていますか。

アイケーブリッジ外語学院のシゴトの韓国語コース 「シゴト中級班」・「時事韓国語クラス」の二つのクラスにいましたが、一緒に勉強していた方はきちんと勉強する方ばかりでした。

例えば、20代前半の女性でしたら、韓国語をつかった仕事をしたい、とおっしゃっていたし、実際に韓国の会社で働いていて、日本の代表として行ったり来たりしている方や、韓国の要人が来たときの担当になるために勉強を重ねている公務員の方もいました。

それぞれの目標があり、目標に向かって邁進できる刺激的な時間でした。

みなさん、本当に能力の高い方たちが多くて、みんな一生懸命なんです。私にとって良い影響には間違いありませんでした。「宿題をやってこないなんてとんでもない!」といった感じです。ひとりひとり、毎回発表があって、それがまたすばらしく良く勉強してらっしゃるんですよ。授業はもちろん、ご自宅でも一生懸命なさっているんだなと、ひしひしと感じることができました。

先生も、文句の付けどころがなく、クラスメイトの意欲をくみ取りながら授業を進めてくれました。アイケーブリッジの講師陣は、優秀だと思いますよ。

これから韓国語の目標を教えてください。

今は、中国語の勉強にシフトしているので、韓国語を忘れないように使っていきたいと思っています。この前、娘から「ママ、韓国語の能力が落ちてる!」と指摘されちゃいました。語学は使わないとどうしても衰えていくものだと思うので、本を読んだり、ドラマを見たり、韓国の友人とコミュニケーションをとったりしていきたいですね。

2か国語を話したい! 中国語の勉強もスタート

中国語の勉強も始めたのですね。

はい。中国語の説明会でたまたま隣に座った方が、 こうアドバイスをしてくれたんです。「韓国語と中国語を両方ゼロから始めるのは難しい言語だけど、どちらかが終わっていると、スムーズに 習得できると思いますよ」って。この言葉は、中国語を学ぼうか迷っていた私に背中を教えてくれる一言でした。

いま、横浜のショップで働いているせいか、中国人のお客様が圧倒的に多いんですよ。まだ初めて1年なんですが、 ショップで思い切って話しかけることをしています。「你好!(こんにちは)」から始まって「欢迎光临(いらっしゃいませ)」」 というだけで、珍しいとかなり喜ばれます。「加油!(がんばってください)」って言ってもらえてうれしいです。

韓国語と比べて、中国語はいかがですか。

それがまた楽しんですよ。韓国語がある程度話せるからだと思うんですが、なんか、難しいんです(笑)。中国語のほうが難しくて、難しいから面白くて!

韓国語と中国語、字面が同じでも違う発音があって、発音が違うと通じないので両方覚えなくてはなりません。かといって、全部違うんじゃなく、同じ音もあるから面白いな~と思います。

中国語はやっとスタート地点に立ったというレベルなので、これからもっと勉強したいですね。

「その国の方とコミュニケーションがとれるってことが楽しい」

語学を学んでよかった点は。

月並みかもしれませんが、その国の方とコミュニケーションがとれるってことが楽しいです。うちのお店では韓国留学生を積極的にバイトに採用していたり、ホームステイで受け入れたり、家族ぐるみのお付き合いをしている海外の方も多いです。

次に、いろんなことがリンクしてくる楽しさがあります。教科書にのっているんだけど、いまひとつ腑に落ちなかったことが、次の授業で解決するということがよくあります。どこかでモヤモヤしていたことが解決するたびに、小さな感動がたくさんあります。

これからの目標について

これからの山本様の目標について教えてください。

私は今、招致している東京オリンピックが実現したら、「語学ボランティア」としてお手伝いしたいと思っています。そのためには、2か国語ができた方が優位と聞きますから、いまは語学ボランティアを目標に取り組んでいます。 1か国語ができる方は留学生や在日の方に多いですが、「中国語・韓国語ができます」という、2か国語を話せる人はあまりいません。オリンピックまではまだ数年あるので、中国語を勉強して、語学ボランティアとして参加したいですね。そういう目標も、語学の楽しさの一つだと思います。

話は変わって、ショップ店員の目線で見ると、「銀座のユニクロ」ってすごいんですよ。世界中の方が来店するため、1階で働くスタッフは何各国語も兼ね備えている方が多いそうです。胸には対応できる言語が書かれているので、その方が何か国語も話せるのが一目でわかっちゃうんです。私、それを見たら、まだまだこれから頑張らなくちゃいけないな、と思っています。

最後にアイケーブリッジに向けて一言

私が取り組もうとしていることに答えを出してくれる学校だと思います。これからも今のまま、刺激を与えてくれる場所であって下さい。今後ともよろしくお願いします!

アイケーブリッジ外語学院の代表・幡野(写真右)と一緒に

取材日時:2013年3月
取材・制作:はぐくむコンテンツ